

逗子の暮らし
先日、現地サーヴェイ(調査のこと)のため逗子海岸までいきました。
JR逗子駅から逗子銀座通りの商店街を抜け、交差点を左に曲がり次の信号を右に曲がるとシンボルロードになります。
このシンボルロードを端まで歩くと逗子海岸の砂浜直結で駅からおよそ15分ほどというところでしょうか。
このルートは海岸までの最短ルートになり、暮らしている人の生活道路にもなっています。
逗子銀座通りはこの辺りの中心部で、日常の買い物はここですまされている方が多くみられます。
アーケードのある昔からの商店街ですが、一部にシャッターのおりてる多少店舗があるとはいえ元気な様子が見られます。
また、新しい店舗に変わっているところもみられていて、商店街の新陳代謝と持続性がそれなりにあるようです。
これは、市内に大規模店舗や大手がほとんど入ってきていないことが幸いしているといえます。
日用品はほぼ困ることはないようですが、なくても鎌倉か大船に出ればOKというところですね。
この日はJRでしたが近くに京浜急行電鉄の来年逗子・葉山駅に改名されるという新逗子駅があります。
都内からすると海を抱えた郊外なので、休みの日はマリンスポーツを楽しみ、朝の通勤は確実に座れるという大きな利点が移り住むメリットのひとつとなっています。ちなみに逗子は山もありますし、地場の新鮮な湘南野菜や葉山野菜があるほか葉山牛を堪能できるお店もあります。
色々と暮らしを楽しめる要素がある逗子ですが、不動産の相場感的には割安ということでもありませんでした。といっても、都内での暮らしよりは出費は少なく済むので、都内から移り住むひとがそれなりにいます。
さて、海岸まで行ったのに海の話がないですね(笑
逗子海岸は、毎年夏の海水浴やオールシーズンを通してウインドサーフィンやパドルを楽しむひとが訪れます。
サーフィンはほとんどいませんが、これは乗りやすい波が立たないからです。ですので、サーフィン組はここより西の材木座海岸や七里ヶ浜、そして江ノ島を越えた西浜の方で出没します(笑
海岸線沿いにR134が走っていますが、大きな駐車場が江ノ島近辺のようにないので公共交通機関で訪れたり、すでに住み着いていたりという感じです。
そんな事情もあり、ボード預かりをしてくれる所があちこちにみられ、逗子海岸近辺の景観要素となっています。
訪れた時は11月初めの午後ということもあり、海の上はウインドやパドル乗り、砂浜は散歩などの人がパラパラといる程度でのどかな午後を楽しめました。
最近のはやりからか、カメラを抱えているひとが目につきました。ワンコの散歩にはちょっと早い時間でしたね、残念。
逗子海岸の砂浜はゴミも落ちていなくて綺麗です。地域の清掃活動グループがきちんとしていたり、日常的に来られるひとの海岸が綺麗であって欲しいという自分事としてのモチベーションが感じられます。
最近では京浜急行電鉄グループと地域で清掃イベントを実施して1000人あまりを集めて砂浜を綺麗にしたそうです。
こうしてみると、サマーシーズンは賑やかですが、それ以外の3シーズンは落ち着いていますし、居心地が良さそうなまちです。
あ、こんな感じでどこに注目したいかに合わせて、まちの調査しますのでぜひご依頼ください。
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デュアルライフという暮らし方が最近話題になっています。
二拠点生活という意味合いで、生活拠点を2カ所を持って暮らすライフスタイルになります。
別荘やセカンドハウスのこと?と思う方もいるかもしれません。これらは昔からありますが、生活する場ではなく遊びのリゾート感覚ですので2つの場所で暮らすデュアルライフとは性格が違うスタイルです。
さて、ではなぜ最近このいわゆる二地域居住を始める人が増えてきているのでしょうか。
実際に実践している人達を見ているといくつかのパターンがあります。
現在話題になっている代表例は、都内などの都市部で暮らしている人が郊外に2つ目の生活の場を求めている場合です。
次に見られる例は同じく都市部で暮らしている人が、実家の近くで2つ目の生活拠点を確保している場合です。
そのほかにもいろいろな例がありますが、基本的には都市と郊外の関係が見え隠れします。
ここで疑問に思うことは大きくは2つあります。
なぜ2カ所に生活拠点を持ちたいのか。
なぜどちらかにできないのか。
ひとつめの疑問については割とわかりやすく、多くは生活の豊かさや趣味を継続したいというところから読み解けます。
実際にデュアルライフをしている人を見ると、周辺の自然環境も含めて古民家暮らしをしたい(建物も周辺環境も必要)とか、家庭菜園以上の農作物栽培をしたい(農地など場所がいる)など、ライフスタイルを実現するための要素がそこにしかないからです。
とはいえ、いきなりその環境を手にして飛び込むのはリスクがあります。実際、途中で挫折してしまう人もいます。多くの理由は、予想していないことが多く対処しきれなかったことかと思います。
それは、地域のつながりがあるときにはそのコミュニティにうまく馴染めなかったりとか、経済的に予想を超える出費であったり、家族がその環境にストレスを感じたりとか(想像を超える自然の生き物との共生、つまりうちに虫がいっぱいくるとか)、子供の学校をどうするかなどさまざまなな理由があります。
そこで最近ではお試し居住などもおこなわれたりしています。いわゆるショートステイですね。また、空き家が増えてきたり、シェアハウスなども馴染みのものになってきていますので選択肢が増えてきていることも背景にあるでしょう。
これらの情報が身近に届くようになったこともあり、自分が求めているライフスタイルが実現できるかを先に始めている人の声を聞いたり、実際にお試しする機会が得られるようになりました。
ではつぎになぜどちらかにできないのでしょうか。
大きな理由のひとつは職場との関係になります。現在の仕事を続けるためには引っ越してしまうと通勤が難しいということになります。もちろん通勤ができれば引っ越してしまう方法もありますし、実際趣味のロードサイクルのため新富士に移り住み新幹線通勤をしている人もいます。
また、子供の学校は今のままで通学したいという場合もありますし、仕事と生活のバランスをどうするかによって選択は変わることになります。
いろいろな暮らしの感覚が、デュアルライフというスタイルに現れているのがわかるのではないかと思います。
さてあなたのライフスタイルは今の暮らしにあっていますか?