シアターのある暮らし

シアターのある暮らし

みなさまの家にはどんなTVがありますか?

最近では50インチを超える大画面のTVも、液晶大画面1ch1万円の頃からすると価格がずいぶん手頃になってきているかと思います。

TVのチャンネルも地上波デジタルや衛星放送系のほか、CATVやインターネット放送も楽しめるようになりました。大画面でみれることで、僕の場合はサッカーが好きなのでW杯代表戦などの迫力あるライブがたまらないというところです。

そして、映画好きにはありがたいことに大画面が身近になっただけでなく、5.1chなどの音響機器も手頃になり、更にはBlu-rayのおかげで高画質の映像が楽しめるようになりました。

昔はレンズが3つついたプロジェクター(1台で100万円!)でスクリーンに投映し、音響は別にサラウンドのオーディオを用意したり大掛かりなことになっていました。

映像メディアはビデオテープでVHS vs ベータ論争があったことが懐かしい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在は機器類もコンパクトになり、また5.1chのホームシアターセットなども登場し、居間などがシアタールーム化していることも増えています。
配線やスピーカーを新築の時に、隠蔽配線やスピーカー用補強を天井や壁にしておくなどして部屋をスッキリさせておくこともあります。

最近の住宅では高気密高断熱化が普及してきている事で、外壁や屋根など隙間が少なく断熱材が多くなり、結果的に遮音性能が上がっています。

前述の昔のオーディオルームの話の頃は建物の気密性や断熱性が低かったため、外部への音漏れを気にしなければならず、Sonyやゼンハウザーなどの高品質なヘッドホンを使ったりし、専用の簡易防音を施したオーディオルームを作ることもありました。音は、空気や物質を振動させている現象です。

大音量で聴きたいという時に注意が必要なのは、高い音はカーペットや厚手のカーテンなどである程度吸音(振動を減衰)吸収してくれますが、低音は低いほど振動の振幅が緩く大きい波なので重たいもの(質量のあるもの)でないと阻止できません。また、隙間があると音の振動はそこから漏れ伝わります。
ですので、新築の場合はどの程度のレベルにするかを予算の兼ね合いもにらめっこしながら計画していくことになります。

一方でリフォームなどで対応していきたい場合は、元の建物の状態からできることの限度があるので、対応度は新築有利というところでしょう。まあ、本格的にやるのでなければ普通の新築やリフォームにちょっと手を加えれば概ね良いかと思いますが、本気でオーディオルームとするのであれば、簡易防音室以上のことを考えていくことになります。

このようにシアターのある暮らしは、その求めるレベルでコストや技術的対応が変わりますので、どれくらいの程度にするか建築士等の専門家と相談しながらイメージすると良いでしょう。

ちなみに、ローカルエリアで周辺に誰もいないような広い土地を安く手に入れればホームシアター程度であれば音量はほぼ問題ないでしょう(建物のビビリは出るかもですが)^ ^


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